主な疾患について
主な疾患について
神戸駅前もりのメンタルクリニック(精神科・心療内科)
パーソナリティ障害は、
生まれ持った性格傾向や対人関係の癖が強く偏ることで、
本人の生活や人間関係に大きな負担が生じてしまう状態を指します。
「性格の問題」ではなく、
長年の環境・ストレス・生育歴・性格特性が複雑に絡み合って起こる「心の特性」です。
多くの方が、
「自分がおかしいのではないか」
「周りとうまくいかない」
「人間関係で疲れ切ってしまう」
といった悩みを抱えながら、一人で苦しんでいます。
当院では、レッテル貼りをせず、生きづらさを一緒に整理する姿勢を大切にしています。
パーソナリティ障害にはいくつかのタイプがありますが、共通して次のような特徴がみられることがあります。
これらは「性格が悪い」からではなく、
心の特性と環境がうまく噛み合っていない状態です。
※診断名はあくまで治療のための目安です。
患者さん自身に無理に当てはめる必要はありません。
・感情の波が大きい
・対人関係が不安定
・見捨てられ不安が強い
・衝動的な行動が出る
・自分に自信がない
・人の評価が怖い
・対人関係を避けてしまう
・完璧を求めすぎて疲れてしまう
・仕事を人に任せられない
・柔軟な対応が苦手
・自分で決めるのが不安
・頼れる相手がいないと不安定になりやすい
・他者の権利を軽視してしまう
・衝動性や攻撃的な面が強まることがある
パーソナリティ障害は「はっきり分けられる」ものではなく、
複数の傾向が混ざり合うこともよくあります。
本人はとてもつらく、
「自分はだめだ」と自己否定に陥ってしまうことも少なくありません。
パーソナリティ障害の治療の中心は、
症状ではなく「生きづらさそのもの」に向き合うことです。
まずは、
・困っていること
・傷つきやすい場面
・人間関係の特徴
・生育歴やストレス
などを丁寧に伺い、本人の特性を整理していきます。
診療の中で、無理のない範囲で行っていきます。
・気分の不安定さ
・不安
・衝動性
などを和らげる目的で、必要に応じて薬を用いることがあります。
薬物療法は主役ではなく、補助と考えています。
特性に合わせて、生活の負担を軽減する方法を一緒に考えます。
安心して話せる環境づくりを大切にしています。
悩み方には人それぞれの背景があります。
まずは安全な場所で、自分の気持ちを整理していきましょう。
A. 完全に治すのではなく、感情や人間関係の扱い方が少しずつ楽になり、本人が生きやすくなることを目指します。
A. 性格そのものを変える必要はありません。
困りごとが起こりやすい場面の対処法を身につけることで生きやすさが大きく変わります。
A. 空きがあれば当日受診できます。お電話でご確認ください。
A. ご家族だけでの相談も可能です。本人に配慮しながら状況を整理します。
パーソナリティ障害は「性格の問題」ではなく、「生きづらさの背景にある心の特性」です。
適切なサポートを受けることで、感情・対人関係・生活が大きく改善することがあります。
神戸で生きづらさ、人間関係の悩み、感情のコントロールにお困りの方は、
神戸駅前もりのメンタルクリニックにご相談ください。
空きがあれば当日の受診も可能です。
JR神戸駅から徒歩1分(神戸市中央区)、高速神戸駅から徒歩3分
初診予約はお電話で受け付けています(再診予約はWEBからも可能です)