精神科・心療内科
神戸駅前もりのメンタルクリニック

強迫症(強迫性障害)について

神戸市中央区の神戸駅前もりのメンタルクリニック

主な疾患について

強迫性障害

神戸駅前もりのメンタルクリニック(精神科・心療内科)


強迫症とは

強迫症(強迫性障害)は、
「頭ではわかっているのに、不安が強く、ある行動をやめられない」
という状態が続く病気です。

自分でも「やりすぎだ」「意味がない」と分かっていても、不安を抑えるために同じ確認や行動を繰り返してしまいます。
一人で抱え込んでしまう方が多く、相談が遅れてつらさが大きくなるケースも少なくありません。

治療によって改善が期待できる疾患ですので、気になった段階でご相談ください。


よくみられる症状

強迫観念(頭に浮かんでしまう不安や考え)

  • 手が汚れている気がして仕方ない
  • 鍵を閉め忘れたのでは、と何度も不安になる
  • 大切な人を傷つけてしまうイメージが繰り返し浮かぶ
  • 自分の考えが誰かに悪影響を与えるのではないかと心配になる
  • 対称・順番・数にこだわってしまう

強迫行為(不安を和らげるために繰り返す行動)

  • 手洗い・入浴を長時間繰り返す
  • 鍵・ガス・電気などを何度も確認する
  • 物の並べ方や順序に強いこだわりがある
  • 一日のうちに同じ行動を何十回も繰り返す
  • 心の中で決まった言葉や行為を何度も行う

こうした行動は、自分で「意味がない」「やりすぎ」と感じていても、不安が強すぎてやめられないことが特徴です。


生活に現れやすい困りごと

  • 外出準備に時間がかかり、仕事に遅れてしまう
  • 確認に時間がかかり、日中の生活が回らない
  • 家事や育児が進まない
  • 好きなものを触れなくなったり、行動が制限される
  • 不安で疲れ果ててしまう
  • 家族関係に影響が出る

「たまたま気になっただけ」と思い続けているうちに、症状が少しずつ強くなる場合があります。


なぜ起こるのか

強迫症は、脳の不安を調整する仕組みがうまく働かなくなることで起こると考えられています。

背景には次のような要因が関係していることがあります。

  • 不安の感じやすさ
  • まじめ・几帳面などの性格傾向
  • ストレスや環境の変化
  • 遺伝的な要因
  • 完璧主義的な考え方
  • 過去の不安体験

本人の努力不足や意志の弱さが原因ではありません。


当院での治療

神戸駅前もりのメンタルクリニックでは、強迫症の方が抱えている不安と疲れを丁寧に伺い、それぞれの症状に合わせた治療を提案します。

薬物療法

強迫症には、特定の抗うつ薬(SSRIなど)が効果を発揮します。
不安の強さや生活への支障に応じて少量から開始し、慎重に調整していきます。

心理的サポート

強迫症の治療には、次のポイントが大切です。

  • 行動に影響している「不安」や「イメージ」の整理
  • 完璧主義的な考え方の負担を減らす
  • 日常生活の行動を一緒に整理し、できるところから少しずつ練習

いわゆる「認知行動療法」に基づいたアプローチを、診療の中で無理のない範囲で取り入れます。

生活上の工夫

  • 何が不安の引き金になるのかを一緒に整理
  • 行動が長くなる場面の対策
  • 家族との関わり方の工夫
  • 日常での疲れを軽減する方法

生活環境に合わせて、無理なく続けられる方法を話し合います。


当院の特徴

  • JR神戸駅から徒歩1分で通いやすい環境
  • 予約に空きがあれば、当日受診も可能
  • 精神科専門医が丁寧に話を伺い、症状に合わせた治療を提案
  • 一人で抱え込まないよう、家族からの相談にも対応
  • 初診は30分、再診は10分を基本として確保し、じっくり相談できる診療体制
  • 不安の強さや生活の状況に合わせて、無理のない治療方針を一緒に決めていきます

強迫症は「治そう」と一人で頑張るほど悪化してしまうことがあります。
少しでも不安がある場合は気軽にご相談ください。


受診をおすすめするケース

  • 手洗いや確認がやめられず、生活に支障が出ている
  • 何度確認しても不安がおさまらない
  • 外出や片付けが進まない
  • 不安や疲れで心身が消耗している
  • 家族に強迫行為を手伝わせてしまう
  • 「意味がない」と分かっていても行動がやめられない
  • 生活が不自由になり始めている

我慢を続けるよりも、少し早めに相談することで治療の選択肢は広がります。


よくある質問(FAQ)

Q. 強迫症は治りますか?

A. 改善が期待できる病気です。薬物療法と生活・心理的サポートを組み合わせることで症状が軽くなる方が多くいます。

Q. 家族だけで相談してもいいですか?

A. はい。ご本人が受診をためらう場合、ご家族から状況の相談を受けることも可能です。

Q. 自分でもやめたいのにやめられません。どうしたらいいですか?

A. 強迫症は不安を抑えるために行動を繰り返す病気です。意志の問題ではありませんので、責めずに相談してください。

Q. 当日受診はできますか?

A. 空きがあれば当日の受診が可能です。まずはお電話でお問い合わせください。

Q. 市販薬や自力で治せますか?

A. 強迫症は自力での改善が難しい病気です。治療を併用したほうが回復が早くなります。


まとめ・受診のご案内

強迫症は、不安を和らげようと行動を繰り返すことで生活が制限される病気です。
一人で抱え込まず、早めの相談で負担を大きく減らすことができます。

神戸で強迫症の症状や不安にお悩みの方は、神戸駅前もりのメンタルクリニックへご相談ください。
予約に空きがあれば、当日受診も可能です。

JR神戸駅から徒歩1分(神戸市中央区)、高速神戸駅から徒歩3分
初診予約はお電話で受け付けています(再診予約はWEBからも可能です)

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