精神科・心療内科
神戸駅前もりのメンタルクリニック

睡眠障害(不眠・過眠・夜間の異常行動)について

神戸市中央区の神戸駅前もりのメンタルクリニック

主な疾患について

睡眠障害(不眠・過眠・夜間の異常行動)

神戸駅前もりのメンタルクリニック(精神科・心療内科)


睡眠障害とは?

睡眠障害とは、眠れない(不眠)・眠りすぎてしまう(過眠)・夜間に異常行動をとってしまう、などの問題により、日中の生活に支障が出る状態をいいます。

現代では仕事やストレス、生活リズムの乱れから、睡眠の不調を抱える方が非常に増えています。
「そのうち治る」と思って放置すると悪化することもあり、早めの相談が大切です。


主な睡眠障害の種類

睡眠の問題は大きく3つに分けられます。


1. 不眠(入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒)

以下のような状態が続くタイプです。

  • 布団に入ってもなかなか眠れない
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝早く目が覚めてしまい、そのまま眠れない
  • 寝た気がしない、ぐっすり眠れない
  • 日中の集中力や気力が低下する

精神的ストレス、生活リズム、身体疾患、薬の影響など原因はさまざまです。


2. 過眠(過剰な眠気・睡眠時間が長すぎる)

  • 夜しっかり寝ているのに日中に強い眠気がある
  • 仕事や学業に集中できない
  • 朝起きられず生活リズムが崩れる
  • 長時間寝ても疲れが取れない

うつ病・睡眠時無呼吸症候群・ナルコレプシーなどの可能性もあります。


3. 夜間の異常行動(睡眠関連行動障害)

  • 寝言が多い、叫ぶ
  • 寝ぼけて歩き回る
  • 夜中に突然暴れる
  • 怖い夢を見て大声を出す
  • 寝ている間に噛み締めや食いしばりが強い

レム睡眠行動障害(RBD)やパラソムニアなどが考えられ、家族が困るケースも多い領域です。


よくある原因

  • ストレス・悩み・不安
  • 生活リズムの乱れ
  • うつ病や不安症
  • 薬・アルコール・カフェイン
  • 身体疾患(甲状腺・心臓・呼吸の病気など)
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 加齢による睡眠の変化

睡眠の問題は精神面・身体面の両方に関連するため、総合的な診察が必要です。


当院での治療

薬物療法

必要に応じて睡眠薬を提案します。
依存性の低い薬や、副作用が少ない薬を優先し、負担の少ない治療を心がけています。

生活リズムの改善と睡眠衛生

  • 就寝・起床時間の調整
  • 光の使い方(朝日を浴びるなど)
  • カフェインを摂る時間の見直し
  • 夕方以降の過ごし方

など、生活環境の調整は非常に効果的です。

原因疾患への対応

不眠・過眠の背景に、うつ病や不安症など他の要因がある場合は、その治療も合わせて行います。


受診をおすすめするケース

  • 不眠や日中の眠気が2週間以上続いている
  • 朝起きれず生活が乱れている
  • 眠れず仕事・勉強に支障が出ている
  • 夜間の異常行動があり家族が困っている
  • 市販薬を使っても改善しない
  • ストレスや悩みで眠れない状態が続く

こうした場合は、睡眠障害の可能性があります。


よくある質問(FAQ)

Q. 睡眠薬は癖になりますか?

A. 現在は依存性の少ない薬が主流です。必要最小限で使用し、徐々に減らす方法をとるため安心して治療を受けていただけます。

Q. 市販の睡眠改善薬とは何が違いますか?

A. 市販薬は効き目が弱く、根本的な治療には向きません。医療機関では原因を見極め、生活指導と適切な薬を組み合わせて治療します。

Q. 検査は必要ですか?

A. 夜間の異常行動や強い眠気がある場合、脳波・睡眠検査が必要になることもあります。必要があれば専門医療機関にご紹介します。

Q. 眠れないときの対処法はありますか?

A. スマートフォンを控える、寝る直前のカフェインを避ける、就寝前に強い光を浴びないなど生活習慣が効果的です。診察で個別にアドバイスします。


まとめ・受診のご案内

睡眠障害は適切な治療で改善が期待できる疾患です。
神戸で眠れない・眠りすぎる・夜間の異常行動にお悩みの方は、神戸駅前もりのメンタルクリニック(精神科・心療内科)へご相談ください。

JR神戸駅から徒歩1分(神戸市中央区)、高速神戸駅から徒歩3分
初診予約はお電話で受け付けています(再診予約はWEBからも可能です)

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