精神科・心療内科
神戸駅前もりのメンタルクリニック

過敏性腸症候群(IBS)について

神戸市中央区の神戸駅前もりのメンタルクリニック

主な疾患について

過敏性腸症候群

神戸駅前もりのメンタルクリニック(精神科・心療内科)


過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群(IBS)は、
検査では異常がないのに、腹痛・下痢・便秘・ガスなどの症状が繰り返し起こる病気です。

ストレス・緊張・不安・生活リズムの乱れがきっかけとなり、
腸が過敏に反応してしまうことで症状が出ます。

「気のせいでは?」「ストレスのせいだけでは?」と片付けられがちですが、
本人の生活に大きな支障が出ることも多く、
専門的な治療やサポートが有効な疾患です。


よくみられる症状

腸の症状

  • 朝の腹痛・下痢
  • 通勤・通学前にお腹が痛くなる
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • ガスがたまりやすい
  • 残便感が続く
  • 腹部の張り

心の症状

腸の不調が続くことで、次のような精神的な負担も増えてきます。

  • 外出が不安になる
  • 電車や会議室が怖い
  • 「またトイレに行きたくなるかも」という予期不安
  • 気分の落ち込み
  • 緊張でさらに症状が悪化

身体症状と精神的な不安が悪循環を起こすことがよくあります。


生活に現れやすい困りごと

IBSは日常生活への影響が大きく、本人の努力だけでは改善が難しいことがあります。

  • 朝の通学・通勤がつらい
  • トイレが近くにない場所に行けない
  • 電車・会議・授業が不安
  • 食事が怖くなる
  • 便通の異常が恥ずかしく相談できない
  • 学校を休みがちになる
  • 仕事中に何度もトイレに行きたくなる
  • 旅行や外出を避けてしまう

こうした不安や生活上の制限は決して「気にしすぎ」ではありません。専門的な治療により改善が見込めます。


なぜ起こるのか

IBSは、腸の動きと自律神経が密接に関係しており、
次のような要因が重なることで症状が出やすくなります。

  • ストレスや緊張
  • 睡眠不足
  • 自律神経の乱れ
  • 食生活の変化
  • 腸内環境の乱れ
  • 気圧や季節の変化
  • 過敏な体質

腸は「第二の脳」と呼ばれ、心理状態の影響を非常に受けやすい器官です。
精神科では、心と身体のつながりの視点から総合的に治療を行います。


当院での治療

過敏性腸症候群は、
薬物療法・生活調整・心理的サポートを組み合わせる治療が効果的です。

1. 丁寧なヒアリング

症状の起こる場面、生活リズム、食事内容、ストレス背景などを丁寧に伺い、
悪化パターンを整理します。

2. 薬物療法

必要に応じて、

  • 腸の動きを調整する薬
  • ガス・張りを和らげる薬
  • 不安を軽くする薬
  • 気分を整える薬
  • 自律神経を安定させる薬

などを使用し、体質に合わせて少量から慎重に調整します。

3. 心理的サポート

IBSはストレスや不安と密接に関わるため、
次のようなサポートが有効です。

  • 不安を軽減する方法
  • 予期不安(トイレへの心配)への対処
  • 緊張しやすい場面の扱い方
  • 外出や通勤・通学のハードルを下げる工夫

症状に振り回されないための方法を一緒に考えます。

4. 生活リズムの調整

  • 睡眠の改善
  • 食事リズムの調整
  • 適度な運動
  • 腸にやさしい生活習慣
  • 水分・食物繊維のバランス

無理なくできる範囲から始めていきます。

5. 学校・職場との調整

必要に応じて、

  • 診断書
  • 勤務(授業)配慮
  • 遅刻・早退の調整
  • 復職・復学支援

なども対応しています。


当院の特徴

  • JR神戸駅から徒歩1分で通いやすい
  • 空きがあれば当日受診も可能
  • 「検査異常なし」と言われた方の相談に対応
  • 仕事・学校のストレスとの関係も総合的に評価
  • 精神科専門医による柔軟な治療
  • 初診は30分、再診は10分を基本として確保
  • 職場・学校への説明や配慮事項の文書作成が可能

腸の症状も心の不調も、どちらも軽視せずに扱うことを大切にしています。


受診をおすすめするケース

  • 朝のお腹の不調で学校・仕事に行けない
  • 下痢や腹痛が怖くて外出ができない
  • 内科の検査で異常なしと言われた
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 電車や会議が不安で避けてしまう
  • 食事のたびにお腹が心配
  • 気圧やストレスで症状が悪化する

つらさを一人で抱える必要はありません。


よくある質問(FAQ)

Q. 過敏性腸症候群は治りますか?

A. 生活調整・薬物療法・ストレス対策を組み合わせることで、多くの方が症状の改善を実感されています。

Q. 内科では異常なしと言われました。それでも受診できますか?

A. もちろんです。IBSは検査で異常が出にくい疾患です。

Q. 薬を飲みたくないのですが、治療できますか?

A. 可能です。生活改善や心理的サポートだけで良くなるケースもあります。

Q. 当日受診できますか?

A. 空きがあれば当日受診が可能です。

Q. 学校や会社へ説明する書類は作成できますか?

A. はい、必要に応じて対応可能です。


まとめ・受診のご案内

過敏性腸症候群は、身体と心の両方が関わる病気です。
症状はつらいものですが、適切な治療で確実に改善が期待できます。

神戸で腹痛・下痢・ガスなどの腸の不調にお悩みの方は、
神戸駅前もりのメンタルクリニックへご相談ください。
空きがあれば当日の受診も可能です。

JR神戸駅から徒歩1分(神戸市中央区)、高速神戸駅から徒歩3分

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