主な疾患について
主な疾患について
神戸駅前もりのメンタルクリニック(精神科・心療内科)
認知症は、脳の働きが低下することによって、
記憶・判断力・注意力などの機能が少しずつ障害され、
日常生活に支障が出てくる状態をいいます。
加齢による「物忘れ」とは異なり、
生活に影響するほどの困りごとが増えてくることが特徴です。
認知症そのものだけではなく、
混乱・不安・興奮・妄想・睡眠障害などの「周辺症状(BPSD)」が強く出ることがあり、
ご本人もご家族も大きな負担となることがあります。
当院では、ご本人とご家族の両方に寄り添いながら、認知症と周辺症状のケアを行っています。
認知症に共通してみられる“脳の機能そのもの”の変化です。
多くの場合、少しずつ進行していきます。
認知症の方にみられる、生活上の困りごとや心の症状を指します。
症状は人によって大きく異なり、環境や体調によっても変動します。
周辺症状は「認知症のせい」だけでなく、
体の不調、ストレス、環境の変化、本人の性格、家庭状況など多くの要因が絡み合って起こります。
ご家族が悩まれる多くの問題が、この周辺症状に関係しています。
認知症は、ご本人だけでなくご家族にも負担が大きくなることが多い病気です。
こうした悩みはとても自然なことで、決して「介護の仕方が悪い」わけではありません。
神戸駅前もりのメンタルクリニックでは、症状の評価だけでなく、ご家族の負担まで含めた支援を行っています。
認知症のタイプ(アルツハイマー型、レビー小体型、血管性など)を適切に見極め、
症状の進行を判断します。
必要に応じて、
高齢の方は副作用が出やすいため、
できるだけ負担の少ない方法を一緒に考えます。
周辺症状は原因が複雑なため、「その人らしさ」や生活環境を丁寧に伺いながら、
無理のない改善策を考えます。
本人だけでなく、介護する側の心身の負担を減らすこともとても大切です。
介護での困りごと、接し方の工夫、介護保険サービスの使い方、
施設入所の相談など、幅広くお話をうかがいます。
状況に応じ、
・主治医意見書
・ケアマネジャーへの情報提供
などの書類の作成も可能です。
認知症の診療では、本人の困りごとだけでなく、ご家族の疲れや不安も十分に考慮します。
ご本人が受診を拒否される場合は、ご家族だけでのご相談も可能です。
A. 完全に元の状態に戻すことは難しいことが多いですが、治療やケアによって進行をゆっくりにしたり、周辺症状を和らげることができます。
A. 状況によって薬が有効な場合もありますが、環境調整や声かけの工夫がとても重要です。薬と環境調整を組み合わせることが効果的です。
A. もちろん可能です。ご本人が受診をためらうケースでは、ご家族の相談から始めることが多いです。
A. 空きがあれば当日受診が可能です。まずはお電話でお問い合わせください。
A. はい。ケアマネジャーとの連携、介護保険の利用方法などについてもご相談いただけます。
認知症と周辺症状は、ご本人だけでなくご家族の負担も大きい病気です。
早い段階での相談が、その後の生活を大きく支えます。
神戸で認知症や周辺症状にお困りの方は、神戸駅前もりのメンタルクリニックへご相談ください。
予約に空きがあれば、当日の受診も可能です。
JR神戸駅から徒歩1分(神戸市中央区)、高速神戸駅から徒歩3分